観光地の価値をあげる方法案
観光地の嫌いなオレが観光地を語る
元々観光地はあまり好きではない。
人気の場所ほど人が多くて、結局ゆっくり見られない。
景色を見てるのか、人を見てるのか分かりゃしない。
だから穴場のような場所を求めてしまう。
マレーシアのクアラルンプールでは、バードパークという野鳥園がよかった。
京都では琵琶湖疏水が好き。
疏水は有名なわりに人少ないよね。
でも、そんな自分がよかったと思う場所のひとつが
クアラルンプールの「ブルーモスク」。
美しいモスクとして有名なんだけど、確かに美しかった。
なぜブルーモスクは美しいのか
ブルーモスクを美しいと思った理由を考えると、ノイズが少ないことじゃないかと思う。
美しいだけでなく、それを感じやすい環境が用意されている。
人がいない訳ではないが、それがあまり気にならない。
その理由は「スカーフ」。
モスクでは女性が顔を出してはいけないため、みんなスカーフをかぶる。
持っていない人には貸してくれる。
それ自体が視覚的に人が邪魔にならないようになるし、そこが「宗教施設である」ということを意識させるのでみんな静かになる。
あれは良い方法だと思う。
観光地を楽しむのに一番のノイズは他の「観光客」。
そういう意味で、「有名な観光地」というのは自己矛盾をはらんでいると思う。
逆にいえば観光客自信が風景のひとつになれるなら、その景色の一体感はとても力のあるものになる。
温泉街の浴衣はその最たるもの。
お遍路さんもそう。
ある意味渋滞を楽しみに行っているような観光地もそれそれでアリ。
お正月の川崎大師とか。あれは混雑を楽しみにいっているようにしか見えん。