ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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新型PSP「NGP」とSONYに期待すること

今更な話題ですが、SONYより新型PSPこと「NGP」が発表されました。
昨日の流れで「新しいゲーム体験」という観点から、NGPについて語ります。

NGPの注目のポイント

NGPの一番の特徴は「背面タッチパネル」(写真左)

タッチパネルは直感的で、かつボタンの大きさや内容を自由に規定できて
非常に便利なインターフェースです。
しかし、ボタンを押すためには指が邪魔になるので、ボタンとその下の領域は
表示画面として使えなくなるというかなり致命的な欠点があります。
(上の中写真の状態)


それを解消するのがこの「背面タッチパネル」
拡張性の高いタtパネル入力はそのままに、指を物理的にどかすことで
広い表示画面を確保することができます。
とはいえこれは汎用的な入力方法ではなく、
「常に高速なレスポンスを求めるため、がっちり決まった形でホールドして使用する」
という携帯ゲーム機ならではの「最適化されたインターフェース」という事ができます。
つまりこれを普通の携帯電話(スマートフォン)で採用すると
「いちいちしっかり持たないと動かない面倒な入力端末」となります。

「ゲーム機」が生き残るために

日本じゃ今モンハンのおかげでPSPが大人気ですが、
単価0〜数百円の安いゲームやGREE、モバゲーにゲーム市場がだいぶんやられているのも確か。
専用機としての「ゲーム機」が生き残るにはしっかりとした生き残り戦略が必要になります。


NGPは完全な高付加価値方向に舵を切ることにしています。
これはSONYのゲーム機戦略としては前々からの同じ方向性。
ただ、大事なのはSONY任天堂も「ゲーム専用機として高付加価値化する」とは考えていないこと。
祐男木型について言うとWEBができる、写真を見る、お買い物もできる、映画も見られると
「家庭のポータル」としてテレビやパソコンと戦い、今のところうまくいっていないのが現状です。
我が家では「サブパソコン」「テレビ」「(テレビ)レコーダ」「ゲーム機」「(DVD/BD)プレーヤー」が
PS3の役目なので、SONYの戦略は100%踏襲していますが、それが全然伝わっていないのは事実。

SONY頑張れ

NGPやDSの一番のネックは、その専用機としてのインターフェースでしょう。
簡単に言うと「両手持ち前提」です。
これはゲームをやるときには必須でも、それ以外ではすごく面倒。
まぁスマートフォンもかなり両手持ち前提だから嫌いなんですが。
本当、日本のガラケーはよくできてる。


NGPは何をすべきか。
携帯電話を各自持っている状態で、それを100%置き換える必要性は全くない。
ただ、携帯電話でもできるがNGPでやった方が便利だし早いよね」というコンテンツを何個か持たないといけない。
そしてそれがある程度生活に密着してないといけない。
もちろんゲームは最低条件。
我が家ではPS3はテレビとWEB閲覧のために非常に重要。
そういうレベルのものを提供できるか?
ここがポイント。
それは電子書籍化もしれないし、電話か、辞書かもしれない。
良いインターフェースと機械はできた。
次にはこのキーの機能。
そして最後に宣伝。


最近のSONYの宣伝、何とかして欲しい・・・
いい商品作ってるのに・・・全然それが伝わってない・・・
PS3の魅力をPS3の中のコンテンツで紹介してどうするんだよ・・・
買う前の人に全然PRできてないじゃん・・・
一ユーザ、一ファンとして、SONYSCE)広報部の方に、切にお願い申し上げます。
本当「ねぎ」って何だよ。