ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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新しい本屋の形

本気で新事業として良いと思いますので、
出版・印刷関係者本気で事業化しましょう、という案。
こういう案は別に隠すものではなく、積極的に吐き出していくべきと最近感じ始めた。


印刷は大規模から小規模になり、「オンデマンド印刷」といわれるような
製本しない小規模の印刷・製本も可能になっている。
実際うちの会社でも印刷部数の少ない新商品の取扱説明書なんかは
オンデマンドで印刷しちゃってる。


で、オンデマンドで製本までやって最小2〜3分ということまで最近はできるらしい。
てことはだ、
形状の決まっている文庫・新書のみに特化すれば
タッチパネルで注文して、その場で印刷できる本や(在庫を持たない本屋)
作れるんじゃないか?
これは別に、夢物語じゃなく、大型タッチパネル技術も
タッチパネル端末を書店内において「立ち読み」できる端末も、
高速でオンデマンド印刷・製本までやる装置だって実際にある。
後は版権上の問題をクリアして、許可を取ってやるだけ。


書店においては3割とも4割とも言われる返本率と、
売れない本を大量に在庫しなければならないという立地上の問題が
大きなネックとなり効率が悪い業種になっている。
その中で、ハードカバー・雑誌を無視し、
提携の文庫/新書に特化した新しい本屋の形、というのはどうだろうか。


「そんな高い装置が町中にぽんぽん置けるわけがない」という意見に対しては
さらに効率が悪そうな写真のDPE装置を先行事例として揚げさせていただこう。
あんな高価で、専門のスタッフしか使えないようなもんが日本中にゴロゴロしている。
写真だってDPEによってみんなカメラを気軽に使うようになり、
その裾野が大きくなった。
本屋はどうだ?
近くの本屋でもマニアックな文庫(漫画でも)が手に入る、作る側も返本リスクがないから
安くできるかもしれない。
そうなると「出版不況」といわれるこの冬の時代の新しい起爆剤になるかもしれない。


割合本気のアイデアなんですが、誰か読んだら意見をちょうだい。