ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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自動車離れと交通手段の未来形



というわけで、未来の「交通手段」の形。


まず現状の車のスペックを考えてみる。
街乗り用の軽であっても実際は100km/h程度が平地で出せる。
ちょっとしたお買い物なら自分とせいぜい子供を乗せる程度(重量合計100kg以下)なのに
下手すればその10倍程度の重さの車を動かさないといけない。
まぁ、明らかなオーバースペックと非効率だわな。


街中で乗ることだけ、を前提に考えると
スピードも必要ないし、スピードを出さない前提なら安全装備も少なくて良い。
何よりちょっとした移動で音楽とかいらない。


現状は歩行と自動車の間のギャップが激しすぎるんじゃないか?
その間を埋めるようなもの、つまりは自転車や原チャリがもっと発達しなければいけない。
自動車が売れないと言われていたときに「ビッグスクーター」といわれる
バイクがそれなりに売れていたのはデザインとかだけではないんじゃ無かろうか。


ということで次世代にくるのは「すごい自転車」だとおもう。曖昧だけど。
自転車がベースであることの理由の一つは「スピードが出せない」こと。
30km/hという原チャリの速度制限はやはり安全装備を省くのには必須だと思われる。
その上で必要なのは
・3人は乗れる(大人と子供二人)
・防雨
これだけ。
移動手段であるところの自転車には音楽もパワーウィンドウもいらないし、
近距離交通手段である限りナビシステムも不要。
遠距離交通である自動車と棲み分ける街乗り交通手段が必要なんじゃないでしょうか。


折からリチウムイオン電池の急拡大で電動アシスト自転車は拡大しており、
法改正でアシスト力も従来比二倍まで拡大可能に。
また子供二人を乗せて安全に乗れる自転車、というものも本気で開発して良い、という方向性になっている昨今、
こんな新しい乗り物を造る素地ができているんじゃないでしょうか。
そうなると最有力である企業はブリヂストンヤマハPanasonicの電動アシスト三強。
新しい乗り物を主婦だけではなく一般層まで拡大できれば第一段階の成功、
その拡大をてこに道交法改正論議にまで踏み込まれば第二段階の成功でしょう。


大体が朝晩に送り迎えで駅前が混雑するというのが全くの無駄。
近くに住んでいる人はより小さな交通手段に置き換えられるのならその分渋滞も緩和するでしょ。
あと、自動車自体が小さくなれば駐車スペースも減るわけだし、
より小さな自転車が増えてくれれば肝心の自動車が減るので渋滞も緩和する。
自動車業界からはこんなもんが成功したら大反発だろうけどね。
まぁ、都合良く自転車の三社はどこも自動車やってないし。
自動車に比べれば安いけど、電動アシスト自転車よりも高価な20〜30万でこんなの作ってくれた日には
結構売れると思うよ?