ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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地元を褒めよう

昨日も奈良の事を書きましたが、関東圏に住んでいる人には奈良なんて遠い場所だし、
「行けてない度」も「歴史のものすごい度」もなかなか実感できないんじゃないかと思います。
奈良にずっと住んでいてもそうで、これだけの文化遺産を自然に触れられる土地は
世界を探しても早々無いんじゃないかって気もします。


翻って関東に行って感じることは、
これだけ元々何も無いところを良くこれだけ盛り上げられるなぁ」ということ。
その土地を好きな人には怒られるかもしれないけど、冷静に見た上での褒め言葉のつもりです。
交通の便が悪くて土地が安かったところは「高級住宅地域」に、
町全体が密集している上に家が古くてどうにもならんかった地域は「下町情緒あふれる」土地に。
とにかく「褒めるポイント」を見つけて徹底的に持ち上げて、
「この土地の色」を作って染めてしまう。
何せ道一本隔てたら「横浜市」と「川崎市」という市の境で、道の左右で家賃が全く違うからね。
それだけ「横浜」のほうが町としてのブランドが高いとされているということ。
関西じゃここまでキレイには区分けされません。
もちろん川崎市に住みましたとも。えぇ。


とにかくそういう自分の住んでいる場所を市町村、都道府県、国といろんなレベルで第三者的に見て、
改めてよい場所を認識するというのは重要だと思うんです。
どうも日本は島国根性というか、自分の住んでいるところの良さがあまり分かっていない気がする。
もちろん「日本は歴史がある」「ものづくりでは負けない」とか言う意見はありますが、
歴史ってのがどの程度世界的に見ても稀有な状況なのか、またその価値はどこにあるのか、どう見られているのか。
そういった正確な判断を下すには、むしろ自分の居る場所を大きく外から、離れて見ることが重要だと思います。


自分の生まれた国ができて200年ちょっとだったら?
それも別の国から移住してきた人たちが作った国だったら?
その国の人たちのアイデンティティは、「別の国の技術が自分たちの国の礎になった」ではなく、
「何も無い荒野に自分たちの祖先ががんばって国を切り開いていった」として誇りを持とうとすることでしょう。
アメリカ、という国をものすごくざっくりと俯瞰するとこんなことになります。
その国の歴史や背景を掴むことでその国の性格や特徴も分かるし、課題も見えてくることだと思います。
逆に言うとそんな国の人たちから見て、1000年にもなる木造建築がある日本という国は
「すごい」だけではなく、「不思議」と思われることも分かるかと思います。
だから日本って国はちゃんと説明して宣伝すれば、観光立国としてもまだまだ行けると思うんだけどなぁ。
国がいくら旗を振っても、インフラや観光地のお店のおばちゃんにまでその意識が浸透しないと
本当に意味での観光立国には繋がらないと思うんだよなぁ。


ということでそのためには各自の勉強、国からの教育ですよ。本当。
っつぅかそういう冷静な目で日本を解説するテレビ番組でもつくりゃいいんじゃね?
日本の観光案内みたいなのさ。あるの?最近テレビ見ないから知らないんだけど。