ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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小布施訪問記

連休が終わりました。
色々書きたいことはあるんだけどまずは「小布施(おぶせ)」に行ってきました。
長野県小布施町。町のサイトは下記
いい小布施ドットコム
町としては「栗と葛飾北斎の町」とうたい、
中心の「北斎館」の周りに栗の料理屋を中心とした店舗が軒を並べる、という観光地。


ここまで読んでどうです?行きたくなりました?
実際行く前に「小布施に行って栗食べないと」と言われたときには別段興味も無かったんですが、
地方の活性化の成功事例としてかなり有名な町だそうです。
全然知らんかった。


ただ、行って北斎館に行って栗料理を食べても、
なんでこの町がそんなに成功事例として取り上げられるほど成功しているのか、まだ分からない。
この解析・分析というのは自分にとってのちょっとした課題です。


まず長野の周辺では珍しく、「宿泊」をメインにおいていないのが小布施の特色。
周辺の善光寺をはじめとした観光地は宿泊施設がふんだんにあり、車での移動が多いことから
「食事」を中心とした日帰り観光地という位置づけがあの辺では珍しかったそうです。
それが一つ。


また当初でも三店、今ではそれ以上の「栗料理屋」が乱立し、
それぞれが料理であったり菓子であったりと様々な栗加工食品を提供することで
「栗の町」という地域ブランドを一致して出せたことも成功の一因。
栗おこわで昼飯を食べた後に、栗アイスクリームを食べて、栗かっせ(菓子)を買って帰るという
複数の消費を「栗」という横串で通せることは町のブランド造りを上手く生かせた一員ではあるでしょう。


そして町に統一感がある。
古い町ではないのに、概観だけ古く見せて、郵便局や金融機関もメインストリートに面した建屋も
観光客向けではないのにちゃんと蔵風の外観にしている。
通りに植えた植物もキレイに手入れされていて、メインの街区がアミューズメントパークのようで非常に動きやすい。
これは確かによく徹底されているな、と感じた。


でもどれも決定打には見えない。
ん〜、なぜあんなに上手くいっているのか。
そして自分の故郷の奈良がなぜあんなに上手くいっていないのか。
更に考えて行く必要があるか・・・