ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

ボードゲーム・3Dプリント作品・3DCG制作を行う「ペンとサイコロ」のブログです。公式サイトはこちら→http://penanddice.webcrow.jp/

すごい人たちの共通点

ニコニコ動画<SP1>により、ニコニコ動画に登録していない人も見られるようになったそうです。
本当かどうか分からないので自分の投稿動画を貼ってみました。
見える?



まぁ、それはいいや。
何が言いたかったかって言うとSP1化に合わせて管理人「ひろゆき」氏のインタビュー記事がありました。
ひろゆき氏が明かす、「ニコニコ動画が人気な理由」と「コミュニティ運営のコツ」 - CNET Japan
この中で「最近のランキングはアニメオタク化していて新しく参入した人が面白くない」ってなことを言っている。
これを読んで「うんうん」って思ったんだけど、このへんの「普通の」感覚を
その状況を最前線で見ているひろゆきが持っているのが「すごいなぁ」と思った。
当たり前に見えるけど、当たり前の感覚を当事者が持つってのは本当大変だと思うよ。


同じことは任天堂の「マリオの親」、宮本茂氏も言っていた。
開発が中盤に差し掛かると宮本氏は出来るだけ開発途中のデータを見ないようにするらしい。
それはちょっとづつ完成していくソフトを見ていくと、それが当たり前になっていくから。
でも本当は妙な齟齬が発生して、それがどんどんと積み重なっていくはず。
だからその感覚が実際に遊ぶユーザとずれないように、宮本氏はゲームを見ないようにする。
で、実際に完成近くまで行ったソフトを実際に遊んで「なんでここに石があるの?誰が置いたの?」と
実際に遊んで「おかしいな」と思うものを突き詰めていくらしい。
(会社の中では「ちゃぶ台返し」と言われているらしいけど)


とにかくそういう「一消費者」の目になっているかは、当たり前のようでいて企業の中にいるとかくも難しいものらしい。
そういう当たり前のことが出来る、ということがこの二名を常人とは違う部分に居させるポイントなのかな、と思った。
とまぁ、自分も振り返ってちゃんとしねぇとな、と思う次第。確かに出来ていないんですよ、この当たり前のことが。