ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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お金の話から生き方についてまで

更に「お金は銀行に預けるな」の書評。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

だんだん考えていくと「いかに生活するか」になっていく。
実際に会社の考え方が変わってしまうような購買運動、資産管理はあるのかなと思ったら結局今の「エコ運動」はその一つよな。
今の「エコ」が本当にエコなのか、とか細かい話は非常に難しく複雑なので置いておくと、
以前は「金にならない」と思われていたエコ商品が今では付加価値になる。
これも購買層の意見が変わったからと言うことが出来る。


日本の自動車会社は「自動車が売れずに国内は大変」と言うが、
実際調べると「中古車は順調に売れているが新車が売れていない」ということが分かる。
つまり中古車でも十分走れるぐらい自動車の造りが良くなったので、
改めて新車を買わなくてもいいや、という層が増えたと考えることも出来る。
そんなときには企業は「より低燃費」とか新しい付加価値を付けて売り出すよう努力しないといけないわけだ。
これも購買層が企業の考え方を変えた一環と言える。


しかし個人的には今の日本の家電、自動車の「大量生産・大量消費」システムは破綻を迎えていると思う。
住宅もようやく「200年住宅を目指す」といっているが、
長期間使用できるようなモジュール型、部分更新型のシステムを考えていけない時代かもしれない。
例えばパソコンなんかは本当は内部の部品が全部モジュール化されているんだから
新しいパソコンなんか買わずにハードディスクやメモリのような部品単位で更新していけば
ずっと使えるはず。(実際は技術が進化しすぎて基盤技術が更新されるので5年も経つと流用不可能だけど)
自動車もGMが提唱していた様にモジュール型にして、プラットフォームだけ買えば自由に上物を交換できれば
交換による更新需要が見込めるじゃない。
それこそ携帯電話感覚で売れるんじゃないか?
実際日本企業はモジュール化してしまったものに関しては中国産とかにやられてしまうことが多いから
すごく苦手なんだけど、最初にルールを作って自分の土俵に持ってこられたらいいのに、と思う。


件の本はあくまで「お金の話」「投資の話」なので、企業に対した意見を述べるにはどうしたらいいかということで
「社会責任投資(SRI)」という仕組みがあるよ、と紹介されている。
これは例えば日本でもあるような「エコファンド」のような、あるテーマに沿った投資方法。
元々は「キリスト教団体が投資するにおいて教義に反するものには投資できない」ということから始まったそうで、
例えば「兵器を生産していない」「酒を扱っていない」とかから「雇用の機会均等を実現している」といった項目まで
評価されたうえで投資先が決められるそうです。
一番の基本となる損得、とは別の尺度としてこういった「自分が納得できる投資先」という軸があれば非常に面白いな、と思う。
ちなみに日本ではほとんど普及していないんだって。
こういうのが普及するといいやね。ちょっと調べてみるか。