ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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やっと本腰入れてリサイクル

ようやく携帯電話の本格的なリサイクルをしないとなぁ、と国が考え始めたようです。
いままでこれだけ回収できていなかったことは分かってたはずなんだけどなぁ。
平成18年度の携帯電話・PHSにおけるリサイクルの取り組み状況について
このデータじゃ分かりにくいけど回収率は20〜30%程度だそうです。


いろんな方式があるんだろうけど、たとえば携帯電話の料金を最初に5000円程度上乗せしておけばいいんじゃないの?
当然反発があるだろうけど、買ったものを交換時とか廃棄時に店に持ち込めば
その5000円は返してくれる、と言うことから文句も言えまい。
基本的に携帯電話購入時には強制的に5000円を回収することにすれば特にIDの確認とかもいらないはずんなんだけど、
やはり万全を期すということであればそのIDを間違いなく確認できるコードを
埋め込んでおいて、それを一括管理するサーバを一つ設ければよい。


個別に認識するタグについては日立のμチップなんか最近安いから十分実用レベルじゃないでしょうか。
大きさもさすがに小さいし。
サーバについては会社を選ばず、全メーカのデータを一括で管理すればよい。
運営費は最初に回収した5000円を原資に。
1台販売すれば必ず5000円の原資が発生しているはずなので、これは電話メーカが確認できるので販売店側でちょろまかすことが難しいはず。
この固体管理がしっかり出来るところは家電と携帯電話の違うところ。
逆に回収時には電話機のID+現品と現金が引き換えなのでこれも抜け穴を作るのが難しい。


このサーバ管理については独立採算が理想だけど、
回収率が悪ければ残念ながら委託金が沢山残るのでそれで管理費が回せてしまう。
回収率が高ければ委託金は残らないけど、携帯電話自体が手に入るのでその貴金属を回収・販売して管理費にすればよい。
まぁ、さすがに回収した貴金属だけじゃ管理費にならないだろうから多少の原資が必要になるんだけど。
あとは日本全国に散らばる販売店側にタグの読み取り機が必要だから、こいつが結構な数と金額になるか・・・


とはいえ金・プラチナ等をはじめとした各種貴金属が大量に使われる最近の家電、
その中でも特別数が多く回転率が高く、且つ特殊な金属部分が多い携帯電話について、
これぐらい本気で取り組んでも罰は当たらないと思います。
さて、前々から言っている「都市鉱山」の一番の現実解だと思うんですが、どうでしょうか。