ペンとサイコロ -pen and dice- BLOG

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いやぁ、相変わらずテレビ面白くないですねぇ。

基本的にテレビは見ないんですが、ゲームばっかりやるわけにも行かずたまに民放をまわすと面白くないの何の・・・
年末年始の番組で一番面白かったのはNHK教育の大晦日放送「今日は一日“みんなのうた”三昧(ざんまい)」でした。
20年以上経っても子供のころ聞いた歌って歌えるね。宗谷岬って久しぶりに歌ったわ。


それにしても何でこんなに日本のテレビ番組って面白くないのかね。
24-twenty four-とか話題になってるけどあれってアメリカのテレビ番組なんだよね。ああいうもんが何でできないのか。
やっぱりお笑いにしても情報番組にしても、ドラマ・映画にしても全部出演者(登場人物ではない)のキャラに頼りっぱなしだからなんだろうねぇ。
極端な話、「世界ふしぎ発見!」ぐらいちゃんと撮影してるんならクイズとかスタジオのくだらないやり取りとか無くても十分面白いと思うんだけど。


ドラマなんかもっとそうで、24の主人公みたいに役名でしか名前が出てこない人がいてもいいと思うんだけどね。
ちなみにオレの場合は「パトリックなんとか」っちゅう俳優さんがいるんだけど、この人なんか
完全に「ジャン・リュック・ピカード艦長」という新スタートレックの役名でしか出てこない。
この人がX-Menに出てきたときは「なんで艦長魔法みたいなの使えるの?」とか普通に思ったなぁ。
そのぐらい力と金と時間をかけたドラマが無いもんね。
そりゃ面白くないわ。


日本の「ものづくり」というのは細かいところまで気を配り、作りこむことが世界的にも優れている、とされている。
実際テレビ放送の作り方でも

  • 面白い内容はCMをまたいで伝える
  • 時代劇の第一回は火事
  • 8時ちょうど、では無く数分前に始めると数字を取りやすい

等の「ちょっと数字を稼ぐテクニック」が数多あるそうだが、それを全部盛り込もうとすると結局中心にあるはずの「何を伝えたいか」が無くなっているんだと思う。
分かりやすかったのがあれだ、お笑いの番組で芸人100人出しますよ、みたいなやつ。
ネタの時間が1分弱ぐらいしかないから大したネタも繰れないから面白くないのに、
次誰が出るか言わないから気になってチャンネルを変えるタイミングを失くさせる、という。
番組としては最低だね、ああいう考え方自体が。
この辺逆に「これだけあればOK」という分かりやすい価値基準で突っ走れるアメリカ的ものづくりが強い場面と考えることもできる。
とにかく今の考え方を変えないと、「ネットの台頭が」とか下らない言い訳が通用しないのはみんな分かっていると思うんだが。