「なんとなく」着物を着始めて、だんだん分かってきた着物って物の立ち位置。
着物ってどんなもので、なんで流行らないのか考えてみた。
着物を着ている人を見てどう思うか?いや、「珍しい」「噺家さんかな」とかそういうのじゃなく、機能的に。
- 走れなさそう
- 着崩れしないか不安で気が張りそう
- 寒そう
とか思ってません? つぅか思ってました。着てみるまで。
実際着てみるとこんな感じ。
- 走れなさそう
- 走れないですね、やっぱり。
- 着崩れしないか不安で気が張りそう
- 着方にもよるけど、慣れると以外に大丈夫
- 寒そう
- ビックリするぐらい暖かいです
まぁ、走れないのは仕方ないとして・・・
実際着物を着ているのはむしろ冬場のほうが多い。やっぱり「初詣に着物」は正しいんだね。
とにかくそういう基本的なところから着物について知らないんだなぁ、と着てみてつくづく思いました。
で、着てみてずっと着るようになったか?
着ないんですよね、これが。
時に家の中では着ない。外に出るときもやっぱり「さぁ、着るか」という勢いが無いと着ない。
何でか。
- 家のなかで着ない理由
- 着崩れる。いくら慣れると着崩れにくい、とはいえソファのように柔らかい所に寝転ぶと着崩れます。
- 引っかかる。袖の袂(たもと)が袋状なので、ドアの取っ手とかに引っかかります。
- 外に出るときはこんなことに気をつける
- 走れない。急いで何かしたいときに不便
- 持てない。着物に合うかばんが無い。結果巾着袋程度の収納しかないので買い物しにくい
- 合わない。車がねぇ・・・なんか着物にイメージが合わないんだよな。まぁ、イメージの問題ですが。
ということで家や生活が西洋風のものなので、細かいところで着物が合わないんだよなぁ。
これは良い、悪いではなくやはり物がここまで洋風化すると着物が合わなくなっているということなんだろうけど。
というのと、やはり着物は(今来ているものが安く買ったとはいえ)高いし、洗うのとか大変。
そうすると汗をかかないように着て、陰干しをすることになる。
この辺も夏場に着たくない理由。もちろん雨の日も。
結局位置づけとしては着物は「スーツ」に近いと思う。特に男の着物はそう。おしゃれというより様式美として、着るだけで様になる所とか。
スーツだから家で着ないし、ちゃんと「着るぞ」といって着る感じ。
だからカジュアルに日常ちゃんとした着物を着る、というのはちょっとおかしいっちゃおかしいんだよね。
・・・ということで「日常着られる着物」を目指した「普段着物」という着物があるらしい。
あ〜、長くなっちゃってるなぁ。以下明日。