企画屋から見たボードゲーム市場の成長と、いま目指すべきこと
この記事は「Board Game Design Advent Calendar 2018」三日目の記事として作成しています。二日目は しらたまゲームズ(@laz_frozentear )様の「作る上で大事にしている事」でした。
初めましての方もいらっしゃると思いますのでまずは自己紹介を。
「ペンとサイコロ」というサークル名(屋号)で5年ほどゲームを作っています。制作ゲーム数は7つ。詳細はこちらをご覧下さい。
ボードゲームのデザインについての記事ということで、コンポーネントやシステムについては皆さん書かれるかと思いますので、今日はちょっと別の視点で書いてみます。
私は本職で商品企画・事業企画をしていたこともあり、市場規模を調べたり、商品戦略・販売戦略を考えるのが大好きです。(今でも仕事の一部としてやっています)
他の人から「プロデューサーとデザイナーが同居している」と言われたことがありますが、まさにそんな感じで、自分の中で全く違う、二つの目線で考えることがよくあります。
こうしたボードゲームデザインの記事を書く時は、デザイナー視点で書く事が多いのですが、今回は「プロデューサー視点」で書いてみようと思います。
市場の話、戦略の話、ということは簡単に言えば「金の話」「売り方の話」です。
こういう話を嫌う人も多いかもしれませんが、たまには、ね。
ゲームマーケット2018秋、出展者向けアンケート結果:第一弾
ちょっと間が空きましたが、ゲームマーケット2018秋、お疲れ様でした and ありがとうございました。
さて、その結果はどうだったのか?
今年も出展者向けのアンケートを実施しましたので、その結果を公開します。
このアンケートも今年で3年目。
2016年:94件 → 2017年:82件 → 2018年:124件
と、今年は過去最高の回答数を頂きました。
改めまして、ご回答頂いた皆様、ありがとうございます。
他にこうした集計データを見たことはありませんし、なにより年次推移まで見られるという意味では、日本のボードゲームの個人制作における、最も詳しいデータであると自負しています。
昨年同様、一回で纏めるには分量が多いので、複数回に分けて記事とします。
今日は一回目として、アンケートの結果を列挙します。
次回以降にクロス集計および、過去からの推移についてまとめます。
現時点でそうした集計を行っていないので、全体で何回の記事になるかは不明です。
昨年までの記事はこちらを参照ください。
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