香港ボードゲーム事情・その2:海賊版について
香港のボードゲーム事情を話すにあたって触れなければならないのは「海賊版」。
20数年前には街のあちこちの屋台で普通にドラえもんやドラゴンボールの海賊版が売られていた香港。
私もゲームの海賊版の売られているお店に遊びに行って、「4イン1」のファミコンカセットなんかを漁った記憶があります。
というか、日本から輸入されてくるゲームを売ってたのがそのお店ぐらいだったんじゃないかな。
「ストII」が全盛期だった当時に「ストリートファイター」という4キャラしか居ないファミコンのゲームをやった記憶があるんですが、あれって正式版?海賊版?
まぁ、そういう場所であり、時代であったわけです。
そんな香港もさすがにアカンところは一掃された、と思っていたんですが、色々と変わっているところもあれば、変わっていないところもあると実感した旅でもありました。
ビルの中に入っているプレイスペースで海賊版を扱っているところは無かったんですが、
ショップでは海賊版を扱っているところが・・・
(写真のどれが海賊版か分かるかな・・・?)
続きを読む香港ボードゲーム事情・その1
仕事で中国に行く用事があったので、
移動の時にちょっと香港に寄って向こうのショップ周りをしてきました。
香港はもう20年以上も前(返還前)に住んでいた事があった上、
現地で卸+販売を行っているMr. Walkerがうちのゲームを気に入ってくれたことから、彼が中国語翻訳を行い、いくつかのゲームを卸しています。
そうした事から色々と縁のある香港、調査+挨拶+里帰りの滞在でした。
それを半日に詰め込んだモンだから、まぁ忙しかった。
ちょっと反省。
香港のボードゲーム事情
香港のサイズは沖縄本島(県ではなく本島)と同じぐらいで、人口は約740万人。
ご存じの通り狭いエリアに人が密集しているので、人口密度は6,500人/km2を超えます。
人口740万ってどのぐらいかというと、名古屋を中心とした中京大都市圏(910万人)と北九州・福岡大都市圏(551万人)の間。
沖縄本島だけの面積で、人口は北海道を超えるわけです。
ではその香港でどれぐらいボードゲームのお店があるのか。
Walkerの話では、11店舗だそうです。
うち7店舗が旺角(モンコック)周辺に集中。(下写真の星部分)
旺角は「香港の秋葉原(by Walker)」ですが、店舗はそこに集中しているわけです。
他にもポツポツと点在。
旺角
実際の分布は下の地図を参照してください。
日本との比較として「中京圏で11店舗」と考えると、多い・少ないの比較として分かりやすいかと思います。
ちなみに人口が2300万人の台湾ではプレイスペースだけで軽く100店舗超。
こっちは比較する必要も無い感じ。
そんなに作って大丈夫か。
シンガポール ボードゲーム紀行『その2. Grey Ogre Games』
シンガポールのゲームショップ紀行は2店目でおしまい。
いやだから仕事のついでで行ってるんで数が少ないのは勘弁して下さい。
Grey Ogre Gamesさんはプレイスペースです。(販売もアリ)
「その1」のPIさんが販売メインだったので、プレイ事情を伺いたくてお邪魔しました。
WEBは東南アジアのお店では良くある、Facebookのみ、という形態。
(WEBページは一応ありますがずっと工事中)
店内の様子
お店に入ればで~んと机が並んでいますが、これは・・・・デュエルスペース?
一応奥の棚にボードゲームもあるものの・・・
お話を聞くと、毎週火曜にはボードゲームを遊ぶ日があるのですが、それ以外はTGC、その中でもMtG(Magic the Gathering)がほとんどだそうです。
「やってることの9割はMtGかな」
ということで 残念ながらボードゲームはここでそれほど遊ばれていない、ということが分かった訪問でした。
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