ロゴの更新と「動物分類かるた」委託販売開始について
ゲームマーケット神戸、お疲れ様でした。
ちょっと最近バタバタしていますが、報告をまとめます。
ロゴが新しくなりました
「ペンとサイコロ」のロゴが新しくなりました。
デザインはアナバスプランニング様にお願いしました。
色々と細かい調整にもお付き合いいただいて感謝です。
アナバスプランニング様には、併せて「百怪夜行」のルールブック改定も
お願いさせていただきました。
こういうセンスは私には壊滅的に欠けているので、見やすく改善していただいて感謝しきりです。
イラスト作成に加え、こうした解説図面の作成も行われているということなので、
ゲーム制作者の皆様もご興味があればぜひお願いしてみてください。
なお、現在販売中のものは全て箱を印刷済みですので、
ゲーム本体の印刷については今後の新作や新版からの対応となります。
「動物分類かるた」の委託販売を開始しています。
ふじいまさき様の「動物分類かるた」の委託販売を開始しています。
今まではご本人によるイベント販売しか行われていなかったそうですが、
欲しいという声が多かったためゲームマーケット神戸にて、
そして少数を通販で委託販売させていただける事になりました。
現在時点で残り14個、補充はありませんのでご希望の方はお早めにご購入下さい。
「百怪夜行」のWEBサイトでの販売について
ゲームマーケット神戸では「百怪夜行」が売り切れになりました。
その後も多数のお問い合わせを頂きました。
大変申し訳ありません。
現在中国語の翻訳中ですが、とりあえずWEBショップでの販売を再開しましたのでご希望の方はご購入下さい。
ルールブックが日英のみで、箱デザインには「漢」とありますが、中国語ルールブックが同梱されていませんのであらかじめご了承下さい。
Nintendo switchはボードゲームを殺すか
Nintendo switchがいよいよ発売されます。
Nintendo switchのキャッチコピーは「いつでも どこでも 誰とでも」。
ローンチソフトの中で、遊び方を教えるための教科書のようなソフトは「1-2-switch」。
操作の独自性の高い任天堂は、こうしたソフトに力を入れるのもいつもの事。
今回はワリオなどのIPを使っていないあたり、「誰とでも」に「今までゲームになじみのない人」を含めようとする意図を感じます。
そしてその「1-2-switch」のキャッチコピーは「目と目を合わせて」。
「いつでも どこでも 誰とでも」「目と目を合わせて」。
これ、私が常々「デジタルのゲームとアナログゲームの違い」として挙げてきた事です。
デジタルのゲームは画面の大小はあれど、どれも画面を見るのが当たり前です。
そして多くのゲームには慣れが必要なので、どうしてもゲームになじめない層が出てくるし、多くの場合、高齢の方が初めてプレイするのは難しい。
アナログゲームの中でも、例えば「ドブル」や「キャプテンリノ」などは、
「誰とでも」という条件をかなり満たしたゲームです。
また、ほとんどのゲームでは相手の目を見ての読み合いが重要なので、
この点もデジタルのゲームとは違うところ。
しかしNintendo switchはこの二つのポイントを真っ正面から「セールスポイント」として打ち出してきました。
「もう、テレビゲームでいいんじゃない?」と言われないために
続きを読むゲームマーケット秋は二日開催、だそうです。
日本最大のボードゲームの祭典、「ゲームマーケット」の次回開催が12月2日(土)/3日(日)の二日開催に決まったそうです。
私は以前から二日開催賛成派だったので、
一日は出展、一日はいち参加者としてゆっくり回りたいと考えています。
見るだけでなく、遊ぶ必要があるボードゲームでは一日で回れる数に限界があります。
その意味では規模の拡大に応じて単純にスペースを広くするのではなく二日開催にして開催期間を長く取るのは正しい方向じゃないかと思います。
出展者から上がっている懸念としては
- 二日も参加できない
- 一日出展の場合、実質的な来場者が減る
などが散見されました。
しかし展示会としての規模が大きく、目立つようになれば来場者も増えるわけで、展示会としてはそうした形での規模の拡大を目指せばいいんじゃないかと思います。
二日開催賛成、年三回開催反対
ただ、個人的には
- 神戸
- 春(東京)
- 秋(東京)
という年三回開催については反対です。
- 東京(春?)
- 関西(秋?)
という二回開催でいいんじゃないの?というのが正直な意見。
秋に大きなイベントを行うと Essen Spiel と被るという意見がありましたので、メインの東京開催は春に移動したら良いのでは?としています。
東京で年に二回も開催するのは地方勢には厳しいので、出展数・来場者数共に良い事ではないでしょう。
実際に今回のゲムマ2017春は二次募集まで掛けたのに全員当選となっています。
私やCygnusさんは不参加表明していますが、地方勢の不参加が大きいと思われます。
「別に東京の一回分はこじんまりと開催したらいいじゃない」
という意見もあるでしょうが、これにも私は個人的には反対です。
「日本最大のアナログゲームイベント ゲームマーケット」の名を冠するなら、それは大規模なものだけにして欲しいからです。
同じ名前で規模が違うのは、来場者にとって不親切です。
例えば今回、ゲームマーケット2017春は、2017秋(二日開催)より小規模なイベントになるはずです。
しかし、よほど事情に詳しい人でなければそれは分かりませんから、
「年に一度、旅行も兼ねてゲームマーケットに行こう」
というイベントを、小規模なイベントに合わせてしまったりするわけです。
(実際にJon Power氏は、ゲムマ春に合わせてイギリスから来ると言っています)
小規模なイベントなら、他の名前・他の団体がどんどんやればいいと思いますし、
それで業界が盛り上がるのは大賛成です。
しかし、「ゲームマーケット」というイベントを大きくしたいなら、無理に回数は多くしない方が良い、と思います。
ゲームマーケットは日本最大のボドゲイベントとして育って欲しい
以上、いち出展者としての意見でした。
最終的に決めるのは主催者側ですので、我々出展者はそれに併せて都度最適解を探るのみです。
主催者側としても、ゲームマーケットがただのイベントではなく、「日本のボードゲームマーケット」を代表するイベントとなっている以上、その旗振りには毎度苦労される事と思います。
二日開催となると、問題は一日目・二日目の「切り分け」でしょう。
ジャンル分けすらまだまだできていない日本のボードゲーム市場では、どこで出展者に線を引くかは難しいと思います。
逆に、イベントの規模がある程度大きくなってきた段階で、主催の実施するイベントはなるべく少なくして、「草の根イベント」をもっと放置・容認されても良いんじゃないかと思います。
規模が大きくなるほど主催の末端までの関与は難しくなるし、主催側が動くとおおごとになりがちなので。
まぁ、私のような弱小サークルが何を言っても大した影響力はありませんが。